「VRer!」体験レポート ～仮想リビング空間を作ってみる①～

① 「VRer! Square」で使いたい素材を選んでリンクする

まずは「VRer!」のWebサイトで新規アカウントを作成してログインします。新規アカウントの作成はメールアドレスとパスワードを設定するだけ。
ログイン後、ヘッダーの[VRer! Square]をクリックし「VRer! Square」を表示させます。

ここでは、VRコンテンツ制作で使用できる素材が公開されていて、好きなものを選んでリンクする（あとで実際に使える状態にする）ことができます。
2022年1月の時点では3Dモデルだけでおよそ10,000点も保存が。カテゴリーごとに様々なデザインの素材があるから、選んでいて楽しいですね。

使いたい素材が決まったら、サムネイルの下にある「鎖」のアイコンをクリックします。するとその素材の「鎖」のアイコンがつながった状態になります（画像内赤丸部分）。
これでVRコンテンツを作成する「VRer! Editor」にダウンロードされて実際に使えるようになります。

② 「VRer! Editor」に素材を配置してみる

「VRer!」のWebサイトにログインして、「VRer! Editor」をダウンロード後、自分のPCにインストールしたらさっそく起動してみます。

※「VRer! Editor」インストール方法の詳細はこちらの動画をご覧ください。

画面右の[オブジェクトリスト]に、先ほどリンクした素材が全て登録されています。
ここからは、使いたい素材をクリックして、バランス良く配置していきます。
まずは部屋、続いてテーブルとソファを配置してみました。

上図【Before】は素材の中心から3方向に矢印が伸びている「移動モード」になります。各矢印の上でマウスを左クリックしたままドラッグするとその方向に移動することができます。赤の矢印をつかんで左にドラックして移動してみました（上図【After】）。

どの矢印もそうですが、移動しすぎると壁や床、天井にめり込んでしまって不自然な配置になるので注意が必要です。

次に、ソファを回転させます。ソファを選択し、矢印右側にある回転マークをクリックすると「回転モード」になります。この状態でリングをつかんで左側にドラッグ。テーブルと向き合わせにすることができました。

③ 素材の大きさを変更したりして全体のバランスを眺めてみる

赤いソファが大きすぎて部屋が狭く感じるので縮小してみます。
ソファをクリックして選択します。クリックしても選択ができない場合は、左のメニューパネルの一覧から直接選択することもできます。
次にメニューパネル中ほどにある[大きさ]の入力窓の数値を変更します。すると、その値がリアルタイムで反映されます。
いま、もともとのサイズ1に対して0.7と入力してみました。ソファが小さくなったのがわかります。

これからさらに素材を配置したいので、どこに何を置こうか決めるために、部屋全体を一度視点を変えて俯瞰し見てみました。 メインの部屋の画面にカーソルを置いた状態でホイールを奥へスクロールすると、ズームイン（前に進む）ができて、ホールを手前にスクロールすると、ズームアウト（後ろに下がる）ができます。
また、画面上のどこにカーソルがある状態でも、右ボタンを押したままドラッグすると、ドラッグした方向に視点が回転します。

まだまだスペースがあることを確認しつつ、次のステップでは、本箱や照明器具を追加して、よりくつろげそうな雰囲気のあるリビング作りを目指したいと思います。

続きから作成ができるように、ここまでの作業ファイルをいったん保存しておきます。 画面左上の[ファイル]⇒[名前をつけて保存]で保存が可能です。

続きは次回のコラムでレポートします！