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VR(仮想現実)のビジネスシーンにおける活用方法

VR技術は近年、ビジネスシーンで活用される機会が増えていますが、具体的な事例についてはあまり知られていないかもしれません。VRを取り入れることで今までにない新しい顧客体験を提供できるようになり、最近では販売業務や会議などにも活躍の場を広げています。

今回はビジネスシーンにおけるVRの活用事例を4つ紹介します。

活用事例① 商品PRにおける体験価値の提供

現在、サービスや商品をVR上で体験・使用してもらい、その価値を知ってもらう手法が増えてきています。中でも自動車業界では、新車のプロモーションにVRを使うことがあります。例えば生産台数が限られた新型のスポーツカーが発売されたとします。発売直後の場合はディーラーの実店舗に展示車が常設されていないこともあるため、車に興味のある顧客には、その場でVR技術を使って新型車の仕様やカスタマイズを設定して、試乗体験ができるようにしているケースがあります。
試乗のために移動しなくても店舗で商品価値を伝えられるため、購買に繋がりやすいといえるでしょう。

活用事例② 遠隔会議でのコミュニケーション活性化

仮想空間でアバター(自分自身の分身となるオブジェクトのこと)を通してやりとりをする「VR会議」も、取り入れる企業が増えてきました。会話をしながら仮想空間上のスクリーンに画像を投影したり、ホワイトボードにアイデアを出し合ったりと、実際にその場で会議やプレゼンをしているかのような感覚を共有できます。また、同じ空間にいるという没入感が得られるので、会議自体を活発に進めることができるでしょう。

最近では「meta」(超越、高次の)と「universe」(宇宙)を組み合わせた造語で、オンライン上に構築された人々が活動できる仮想空間を表す「メタバース」が注目されています。

活用事例③ 製品デザイン・開発の効率化に貢献

今まで製品のデザインや開発を行う場合は、まず設計図を描いて模型を作るというのが一般的な流れでした。これらはパソコンの画面上で行われていましたが、膨大な予算をかけて製品開発を進める前に、VRで実物大のモデルを体感すれば、パソコンの画面では見落としかねない細かな点を、広範囲で精査することができます。また実際に試作品を作る必要もなく、VRで作成したものは即座に全員で共有できるので、今まで以上に作業を効率的に進めることができそうです。

活用事例④ 研修・トレーニング

企業によるVRの導入事例で多くみられるのが、研修やトレーニングへの活用です。これまでの「手順を覚えてから実際にやってみる」トレーニング方法ではなく、「現実に近い感覚での体験を繰り返す」ことで効率良く技術を身につけることが可能です。さらに、実体験が難しいイレギュラーな状況も、VR空間なら簡単に再現ができるので、いつでも訓練することができます。例えば、アメリカでスーパーマーケットを運営している大手企業「ウォルマート」では、年に1度の大規模セールBlack Fridayの際の対応法についてVR研修を実施し、従業員のパフォーマンス向上に取り組んでいます。

VRを使った技術習得の事例としては、株式会社リプロネクスト様の「長岡市IoT推進ラボ様|きさげ技術 モノづくり技術習得VRプレビュー版」でご確認いただくことができます。

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VRでビジネスが円滑に

これまでの事例を見てみると、今までの業務の一部を仮想空間で行うことで、直観的に情報を得られたり、コミュニケーションができるようになり、よりビジネスが円滑に進む可能性があります。

今後VR技術が発展すれば、よりリアルな仮想空間での試験的な運用も行うことができ、ビジネスを進める上で必須のツールになっていくことが考えられるでしょう。

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