多様な働き方にもフレキシブルに対応!「バーチャル防災訓練」

近年の新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの日常生活に様々な変化をもたらしました。企業ではテレワークの導入が進み、日々の生活やビジネスの場での活動は、安全な環境を確保して行動することが前提になりました。
そのため、これまで会社や地域で大勢が集まって行っていたイベントや集会がなくなり、代わりにバーチャル上で実施できるイベントやセミナーなどに注目が集まっています。
当社ではその中でも、企業防災、地域防災に欠かせない防災訓練をデジタルコンテンツとしてバーチャル上で実現する取り組みを行っています。
防災訓練をどのようなカタチでバーチャル上で実現させるのか。バーチャルで実施するメリットは何があるかなどを簡単にご紹介します。
バーチャル防災訓練とは?

バーチャル防災訓練とは、VRをはじめとしたデジタル技術を用いて実施する新しいカタチの防災訓練です。
防災訓練は有事の際にすべての従業員が対応できるよう、気軽に参加可能な環境整備と継続的な取り組みが重要です。
バーチャル防災訓練なら、従業員がオフィスに一堂に集まらずとも、パソコン等からいつでも気軽に参加が可能になり、多様化した働き方の中でもフレキシブルに実施できる、企業のリスク対策に欠かせないサービスとなっています。
今回は当社が提供している「バーチャル避難訓練」と「バーチャル消火訓練」の2つのサービスをご紹介します。
① 学習効果抜群!「バーチャル避難訓練」

バーチャル避難訓練では、オンライン上にVRで再現したオフィスを用意することで、時間・場所にとらわれることなく避難訓練を実施いただけます。
360度カメラでオフィスを撮影しVR化するため、本当にオフィスで災害に遭遇したかのような臨場感が得られ、また、什器や荷物が避難経路の障害になって経路を塞ぐといったケースも可視化できるため、避難計画の見直しにもつながります。
■ バーチャル避難訓練の特徴
訓練に参加するためには、あらかじめ設定されたURLにパソコンやスマートフォンからアクセスするだけです。特別な機材やアプリのインストールなどは必要ありません。
訓練が開始されると、最初に出火場所と避難を促すアナウンスが流れるので、
参加者は、VRで再現されたオフィス内を出火場所を避けながら正しい避難経路を選択して、避難場所まで進んでいきます。
もし間違った経路を選んでしまった場合は、警告メッセージ等が表示されるので、再度正しい経路を選択し避難を進めていきます。
参加者自身が避難経路を選択する能動的なコンテンツなので、効果的な学習が期待できます。

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バーチャル避難訓練のポイント
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オンライン上で実施するので、時間や場所にとらわれずに参加でき、訓練参加率の向上が見込めます。
また、これまでのように一堂に集まる必要がないので、コロナ禍でも安心して実施することができます。 - バーチャルコンテンツなので、実体験が難しい災害状況の再現や昼夜の違いなど、さまざまなシチュエーションを構築でき、訓練にありがちなマンネリ化を回避します。
- 訓練終了後は参加者のログを解析することで、参加者の管理が簡単に行えます。避難完了までにかかった時間や間違えやすかったポイントなどを確認することも可能です。
② リアルな消火訓練を再現!「バーチャル消火訓練」

バーチャル消火訓練では、VRを活用したシミュレータで消火訓練を実施できます。 本物と同等の訓練用消火器と迫力のある360°映像を使ったリアルな消火活動をいつでも、どこでも、簡単に、何度でも、体験することが可能です。

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バーチャル消火訓練のポイント
- 実物の消火器にVR用無線コントローラを内蔵した訓練用消火器を使用しており、 “安全ピンを抜き、ホースを火元にむけ、レバーを握ると消火剤を放射”という消火器の使い方を完全にトレースしているので、実際の操作を体験することが可能です。
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VRゴーグル・スマートフォン・訓練用消火器のみで訓練ができるので、簡単に持ち運べいつでも、どこでも実施が可能になります。
また、デジタルコンテンツなので何度でも繰り返し利用できるため、訓練参加者全員に体験いただけます。 - 火災現場の炎や煙、消火剤等をリアルな映像、体験として再現するべく、自衛消防に関する法定講習実施機関としての専門的知見を有する『一般社団法人 東京防災設備保守協会』に監修いただいているので、実際さながらの消火体験が可能です。
- 発生火災に応じて消火器の種類を選択させる機能の追加や火災場所のカスタマイズも可能なので、ニーズに合わせた訓練が実現できます。
まとめ

今回は弊社が提供する2つのサービスについてご紹介させていただきました。
バーチャル技術を防災訓練に取り入れることで、大きな課題の一つである訓練参加率の向上やこれまでにない学習効果を付加することが可能です。
また、訓練実施者側の工数の削減も見込めるので、負担の少ない継続的な訓練実施も実現できます。
ぜひバーチャル防災訓練をご検討ください。
各サービスの詳細はお問い合わせフォームよりお問い合わせいただくか当社ホームページをご覧ください。